1日たった10分で腕相撲が強くなる!アームレスラーがやっている親指のトレーニング
どうも、アームレスラー兼トレーニーのアームマンです。
前にも腕相撲が強くなるトレーニングの紹介記事を書いたのですが、今回は内容が少し違って、みなさんが思っているような筋トレの紹介ではないです。
正直今回紹介するトレーニングの内容けっこう地味です笑
ということで今回は腕相撲で確実に勝ちたいという人のために1日たった10分のトレーニングで強くなる方法について語っていきたいと思います。(ちなみに毎日やらなくても大丈夫です)
腕相撲(アームレスリング)に必要な力
パワー、瞬発力、テクニックの三つの要素がアームレスリングにおいて重要なんですけど、実はこのパワーというのは、背中や腕だけの力ではなくて、”指の力”も含まれるんですよね。
指の力はとても重要で、特にアームレスラー同士の試合で指の力がなければ瞬殺されてしまいます。
素人同士の腕相撲でも指の力、特に親指の壁と呼ばれる親指の強さが勝つための鍵となります。
(赤丸の付け根のふくらみの部分が親指の壁)↓
親指の壁
なぜ親指の壁がそこまで重要なのか。
基本的に、腕相撲やアームレスリングで自分の手のひらが上を向いている状態って力が入りにくく不利なんですよね。
それで、手首を寝かされる理由っていうのはいくつかあってまとめると
- リスト力が足りない
- 指のおさえが弱い
- 前腕を内側に捻る力が弱い
アームレスリングならどの理由でもありえるのですが、腕相撲ではたいていの場合が3番の”前腕を内側に捻る力が弱い”が当てはまります。
そしてこの前腕を内側に捻る力というのが親指の壁とよばれるものです。
この親指の壁を鍛えれば一般的な腕相撲で手首を寝かされて不利な状態になることは少なくなるでしょう。
親指の壁の鍛え方はすごくシンプルで少し集中すればたった10分程度で終わります。
親指の壁を強化するトレーニング
【チューブの場合】
- 親指の付け根にチューブを引っ掛ける
- そのまま内側に捻るように引き上げて戻す
- 付け根の筋肉がパンプするまで繰り返す
【帯×ダンベルの場合】
- 帯がほどけて落ちないように結ぶ
- 親指の付け根に引っ掛ける
- そのまま内側に捻るように引き上げる
チューブと帯の違いについてなんですけど、僕の感覚だとチューブは集中的に親指に効かせることができて、帯だとチューブほど親指に効かないけど前腕や上腕にも効くといった感じでしょうか。
僕はいつもチューブで3セットか4セットで付け根がパンパンになるまでやってます。
実践のイメージをしながらトレーニングすると効果的です。
親指の壁を鍛えるメリット
①手首を寝かされない
↑の画像だと右側の人が相手の手首をきれいに寝かしにいってますよね。
こういう状況は完全に右側の人が有利です(たまに脳筋サイドプレスされて負けることあり)
前腕を内側に捻る力が強いと、素人同士の腕相撲では手首を寝かされることはあまりないです。
仮に相手に瞬発力があって早いスタートを切られたとしても、1ヶ月~2ヶ月ほどこの回内トレーニングをしておけば、相手がボディービルダーでもない限り逆転するような形で勝てるでしょう。(ボディービルダーだったとしても、勝てる見込みは十分あります。)
②ガッチリになっても強い
ガッチリというのは、↑の画像のように手首を巻き合っている状態です。(かみ手)
手首を巻き合っている時はどれだけ引く力や横に押す力が強いかってのも大事なんですが、親指の壁で勝っていると、親指が寝ないのでそれだけで強いです。
↑の画像だと右側の人が相手の親指を寝かしていて優勢ですよね。
実際のアームレスリングの試合だとガッチリはたいていパワー勝負になるのですが、素人同士の腕相撲だとそこまでパワーに差はないので親指の壁さえ鍛えれば負けることはほとんどなくなるんじゃないかと思います。
よっぽど深いガッチリじゃない場合や無理やり真横に押してこない場合は基本的に有利でしょう。
③余裕を見せることができる
回内トレーニングをしてアームレスリングのフォームを身につけると、一般男性の攻撃でも平気で耐えることができます。
もしあなたの周りであなたのことを見せ筋呼ばわりするようなやつがいれば腕相撲してやってください。
相手の攻撃を相手が疲れるぐらいまで耐えて、満面の笑みでぶっ潰してやりましょう。(相手の攻撃を受けてあげてる状態で急に力を入れて倒すと相手の上腕が骨折する可能性もあるので、倒す際はゆっくり倒してあげてください)
腕相撲で勝つためのコツ
アームレスリングではスタート前の握りの時点から勝負は始まります。
腕相撲でも最初の握りを意識すれば勝率は必ず上がります。
人差し指と中指の間に親指を挟んでできるだけ高い位置で握ってください。
親指の壁についての項目で手のひらが上を向いている状態、つまり手首が寝かされると不利と書きましたが、逆にこちらが高い位置から手首を寝かせにいけば簡単に有利な状況を作れるんですよね。
手首を寝かすのは吊り手というテクニックなのですが、つり手について簡単に説明すると、相手に力を出させずに自分が上から攻撃するというものです。
【腕相撲で勝つコツ】アームレスリングの2つのテクニック教えます。 - アームマンの筋トレ情報発信
まとめ
ここまで親指の壁(回内する力)の重要性について書きましたがいかがだったでしょうか。
1日たった10分、毎日やる必要はなく週3程度でいいので続けやすいかと思います。
アームレスリングは背中や腕の力も大事ですので余裕のある人は週に1~2回筋トレもしておくとより一層強くなれるでしょう。
ちなみに親指の付け根のふくらみの筋肉の名前は"母指球筋"です。