【筋トレ】使える筋肉と使えない筋肉の違いについて考えてみた
どうも、アームマンです。
「腕立て伏せでつけた筋肉は使える筋肉、ボディービルダーより動ける!」
「プロテインでつけた筋肉は見せ筋!」
あなたはうっかりトレーニーや大会に出ている人の前でこんな発言しちゃってませんか?
本気で筋トレしている方々は見せ筋という禁句ワードに敏感なのでそういう発言には気をつけましょう。
ということで今回は使える筋肉、使えない筋肉について書いていこうと思います。
そもそも使える筋肉、使えない筋肉とは?
ぶっちゃけ僕も分からないです。
というか分かっててこういう言葉使ってる人っていないんじゃないでしょうか。
その人の定義にもよりますが、一般的に自重トレーニングや格闘技=使える筋肉、ウエイトトレーニングやボディービル=使えない筋肉というイメージでしょうね。
結局イメージだけで、何に使えるのか使えないのかはっきりしないままこの言葉を口にする人が多いと思います。
では一応自重=使える筋肉、ウエイト=使えない筋肉と仮定して話を進めていきましょうか。
使える筋肉と使えない筋肉の違い
筋肉量
ウエイトトレーニングでつけた筋肉と自重トレーニングでつけた筋肉では、たいていは前者の方が筋肉量が多く見た目もデカいです。
逆に自重トレーニングで体を鍛え上げた人はまるでブルース・リーのような引き締まった細マッチョのような体の人が多いです(食事管理やトレーニングがうまいマッチョ体型な方もいます)
格闘家やアスリートは基本的に引き締まった体型が多いがゆえに、細マッチョ=使える筋肉と世間的に思われているような気もします。
その人がやっている競技に使えればそれでいいのにね...
機能性
次は機能性の違いです。
個人的に使えない筋肉勢(ウエイト)は瞬発力があり自重トレーニーに比べて力持ちというケースが多いです。
これはなぜかというと、よっぽど軽い重量でない限りウエイトでは速筋という筋肉が鍛えられるからなんですよね。
逆に使える筋肉勢(自重)はトレーニングに慣れていない最初のうちは速筋を鍛えられても、数ヶ月たてば筋力が上がってしまい、自分の体重じゃ物足りなくなり結果的に遅筋を鍛えることになります。
遅筋を鍛えると筋持久力が上がり、見た目も引き締まった体になると言われています。
- 使えない筋肉勢=力持ち
- 使える筋肉=スタミナがある
ざっくり書くとこんな感じでしょうか。
ウエイトトレーニングでつけた筋肉は使えないと思われている理由
①メディアのせい
テレビでマッチョたちを面白がったり、ボディービルダーがどれだけ運動できるのかスポーツテストをやらせたりなんていう番組を見たことがあります。
たしかにビルダーにスポーツテストをやらせてみるってのは普段ジムに行かない方からすると面白いかもしれませんし、シンプルに良い企画だと思います。
しかし見ていて少し悪意のある編集や、偏見が強いなーなんて思うこともあります。
こういうメディアのせいでボディービル、マッチョ=使えない筋肉みたいな偏見が生まれるのは筋トレをしている人たちから見れば気持ちの良いことではないです。
ただ、なかやまきんに君のような自分から筋肉をネタにしていってる人は誰も傷つかないし個人的にすごく面白いので好きです。
②すぐ疲れてしまうから
これはしょうがないかもしれませんね...
マッチョの人たちって筋肉が大きすぎるが故に、筋肉に乳酸がたまりやすく一般の方に比べるとパンプアップしやすいんです。
僕は趣味でアームレスリングをやっているのですが、前腕が一般人どころか一般トレーニーに比べてもデカい方なので、遊びで少しボーリングをやっただけで前腕に乳酸が貯まり、スコアがだんだん低くなっていくという経験があります(笑)
ちなみに有名筋トレYoutuberのサイヤマンさんも傘を持っているだけで上腕二頭筋が収縮されて疲れることがあると動画でおっしゃっていました。
しかし実際は筋トレをやってない人とそこまで変わらないんじゃないかなーとも思いますし、そもそも年をとるにつれて激しい運動をする機会は減っていきますよね。
その時点で使えない筋肉になるのが嫌だからウエイトしないなんてのはナンセンスだと思います。
③プロテインのイメージ
プロテインは飲むだけで筋肉がつく怪しい粉みたいな認識がまだあるようですが、あれってただのタンパク質ですからね。
つまりプロテインは言わば肉を粉状にしたようなものなので、使える筋肉、使えない筋肉とは無関係です。
というかそういうサプリメントを飲んでいる自重トレーニーだって普通にいますからね。
僕も筋トレを始める前はプロテインを飲むことに対して抵抗があったのですが、飲んでみると意外とあっさりしてておいしいんです。
最近なんかは普通にコンビニやスーパーでザバスのプロテインが売られていて、筋トレ未経験者さんでも馴染みのある物になってきたので、だんだんとイメージは良くなってきてるんじゃないかなと思っています。
プロテインは体に悪い?プロテインを飲むメリットについて解説 - アームマンの筋トレ情報発信
僕の意見
個人的に使えない筋肉なんてこの世に存在しないと思います。
ウエイトトレーニングでつけた筋肉も自重トレーニングでつけた筋肉もそれぞれ違った良さがあるからです。
前述しましたが、筋肉が大きくなるにつれてトレーニングの強度を上げていくのが一般的なジムトレ勢は瞬発的な爆発力、筋力においては自重トレーニーたちよりも遥かに上だと思います。
反対に自重トレーニーの方たちは、基本的に低強度高回数のトレーニングで鍛えられる遅筋が発達していますので、ジムで鍛えているトレーニーたちよりも筋持久力があります。
僕は約2年ほどジムでウエイトトレーニングをしているのですが、やっぱり言われるんですよね、「使えない筋肉」って(笑)
その人が自分のやっている競技のために何かトレーニングされているならまだしも、バイトして酒飲んでるだけの大学生ですからね。
少なくともそのような一般人の少ない筋肉よりは使えるのだから、動けない筋肉、使えない筋肉どうこう言われる筋合いはないと思います。
まとめ
使える筋肉と使えない筋肉について書いていきましたがいかがだったでしょうか。
最後は少し愚痴っぽくなりましたが、多くのトレーニーは見せ筋や使えない筋肉という言葉にうんざりしています。
結局ボディービルをやっている人もボクシングをやっている人も、その競技において使える筋肉ならそれでいいんじゃないでしょうか。
筋トレをする目的なんて人によっても違いますし、使えない筋肉なんてないですよ。